地方公務員が中小企業診断士資格取得を目指してみる

粒見柄人と申します。市役所職員による中小企業診断士試験合格までの軌跡です。

水道経理に配属された! ③伺の審査

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水道経理に配属された! 序【新規採用】 - 地方公務員が中小企業診断士資格取得を目指してみる
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水道経理に配属された! ②伺について - 地方公務員が中小企業診断士資格取得を目指してみる

(本記事はフィクションです。公営企業会計経理部門では、どんな仕事をしているかを、実体験をもとに記事にしていきます)


【あらすじ】
水道部経理課に配属された粒見は、経理係の主任から、予算執行関係の書類の概要について説明を受けており、伺とは何かの説明まで終えたところである

 

主任は続けた。

「さて、伺の説明まで終えたね。これから伺の内容を確認するよ。そもそも、なぜ伺が経理課に回ってくるかは分かるかな?」

粒見は、予算管理のためでは?と答えた。主任は言った。

「うんうん、その通り。予算執行伺ってことは、予算をこれだけ使いますよ、ってことだ。そして、予算執行管理するのは経理課の役割だね。つまり、企業会計として、この施行伺兼予算執行伺が、予算に従って執行されているか、予算の範囲内で効率的な執行になっているか、そういったところを確認する必要がある」

粒見は、それはどうやって確認するのか?と尋ねた。主任は答えた。

「良い質問だね。基本的には、経理課内にある書類で確認して、それでも不明瞭な点や確認すべき点があれば、その伺の起案者に話を聞くんだ。どんな書類を確認すべきかを順番に説明するね。

まず、今年度の予算要求書と予算査定書だ。原課がどんな事業をどれだけの金額でやりたいかが記載されているのが予算要求書。そして、それをもとに事業量や予算額を定めた書類が予算査定書。これらで、伺の内容や金額を確認するよ。

次に確認するのが、昨年度の予算管理台帳だ。昨年度の伺の内容が記載されているよ。大きく変わっている点がないかを確認するんだ。変わっている点は、予算要求書や予算査定書で分かることもある。粒見くんには、今年度の予算管理台帳を作成してもらうことになるから、そのときは昨年度のものを確認しながら作ってみてね。

最後に、このチェックリストを確認してね。予算の範囲内か、過去の実績と大きな乖離がないか、予算科目が適正か、専決権限の範囲が適正か、契約方式が適正か、とか、事務的な側面からもチェックするんだ」

粒見は、それだけ確認しても分からない点があったら、どうすれば良いか?と尋ねた。主任はこう答えた。

「ひとまず、経理係の先輩に聞いてみて。調べ方を教えてあげたり、知っていることを教えてあげるから。それでも分からなければ、伺を起案した課の担当者に聞きに行ってね」

粒見は、書類が回ってくるのも良いが、それなりにするべきこともあって手間が掛かるな、と思った。

 

続くけど、勉学を優先するために執筆を凍結します…