地方公務員が中小企業診断士資格取得を目指してみる

粒見柄人と申します。市役所職員による中小企業診断士試験合格までの軌跡です。

判断力を高められる一冊【書評】

こんにちは、つぶからと申します。閲覧ありがとうございます。

さて、今回は「一瞬の判断力があなたを変える インバスケット思考2」の書評を行います。

 

インバスケットとは?

そもそもインバスケットって何なのか?と言うと、ある未処理案件について、擬似的に主体者となりつつ、迅速かつ的確に判断することです。

普段からお仕事をしていると、様々な案件が発生して、その場で判断を下しますよね。そして、判断って、正解はないにせよ、多少の良し悪しは発生し得ます。その判断のプロセスを可視化して、より良い判断に繋げようと言うのがインバスケットトレーニングです。

 

本書の特徴は?

この本は他の本とは一味違います。それは、アウトプット型の書籍である点です。

ビジネス書を含めて書籍って、基本はインプットの材料であって、アウトプットは各自でどうぞ、と言うのが基本です。しかし、本書には演習として未処理案件が挙げられており、実際にそれらに対して限られた時間で判断をさせた上で、解説を行う構成になっています。また、ストーリー仕立てになっており、登場人物になりきって行えるため、私は未処理案件に対して危機感を抱き、実際にドキドキしながら判断していました

結果として、実際にインバスケット研修を受けたかのような経験を得られたと感じました。

 

加えて、案件の結果について、自分の処理結果と一番近い選択肢はどれか?を回答してwebサイトから送信すると、分析結果が分かるのも面白い点ですね。送信って手間そうだな…と思われるかもしれませんが、何と入力を求められる個人情報は氏名だけであり、とても簡単です!

なお、筆者は平均的なスコアでした。面白みがないですね。

 

ただし、気になる点も…

インバスケットトレーニングとしては申し分はないと感じます。一方で、ストーリー仕立てになっているというところで、そもそものストーリーが受け入れられない方もいるかもなぁ、と思いました。私は、導入とインバスケットトレーニング部分は気にならなかったのですが、エピローグ部分が少しドラマティック過ぎてついていけませんでした。まぁ、おまけ部分ですので、影響は軽微ですけどね。

 

なかなか実践が難しいアウトプットを、本を読みながら行えて、判断の軸を学べる、そんな良い本でした。おわり。