地方公務員が中小企業診断士資格取得を目指してみる

粒見柄人と申します。市役所職員による中小企業診断士試験合格までの軌跡です。

中小企業診断士、応用情報技術者、TOEICの並列学習

こんにちは、粒見柄人と申します。閲覧いただき、ありがとうございます。

 

このブログの目的は?

さて、このブログは、中小企業診断士の勉強について綴ることを主な目的としつつ、さらに、セルフブランディング的な意味合いも含めて、ビジネス書の書評や公営企業の経理の仕事紹介をしてきました。

 

しかし、少し心境が変化してきました。

今は、勉強がしたくてたまらないのです。

 

こうした気持ちを前にすると、ブログでのセルフブランディングは、勉強に対する足枷でしかありません。

 

とにかくインプットしていきたい。モチベーションがいつまで続くのかは自分にも分からないけど、この意欲をとにかく消化したい。

 

複数の目標を持つ

そう思って、では中小企業診断士に全てを捧げるかと言うと、少し違いました。

おそらく、もともと一年計画であったところの中小企業診断士に全力を注ぐと、中だるみすると考えました。

そのため、中小企業診断士とは別の資格取得も並行しようという結論に至りました。

そもそも、中小企業診断士自体、業務に役立つだろう、あるいは自分の価値を高められるだろう、という考えのもとで取得を決めた資格です。

それ以外にも、同じ目的を果たせる資格はあるはず。

 

その結果、2つの目標を新たに設定しました。記事のタイトルにもあるとおり、応用情報技術者と、TOEIC800点です。

 

応用情報技術者を目指す理由

まず、応用情報技術者について。

現在、多くの分野でIT化が進んでいますが、これからの時代、IoT、AIの発展、ブロックチェーン技術の活用により、さらにそうした傾向は強まっていくと考えています。

それらを実用する分には、それらについて学べば良いのだと思います。

ただ、こういったものの根底にある、情報に関する基礎知識を取得していることは、土台を作っておくという意味で有用だと思います。加えて、資格を取得しておけば、実務経験はないにせよ、その素養があるということを証明することができます。

これは、2018年春の試験合格を目指します。

また、プログラミングを学んだ方が良いのでは?という意見もあると思いますが、SEとして働きたいわけではないため、却下です。どちらかと言うと、SEに発注する側になりたいです。

プログラマ不足と言われていますが、いざとなればまた学びます。

 

TOEIC800点を目指す理由

次に、TOEICです。

こちらは、応用情報技術者ほど力を入れるつもりはありません。

おそらく、情報技術が進んできた場合に、語学力は必要なくなってくると考えています。一方で、日常使うところまで、私が現役で働く間に技術の普及が進むのか、よく分かりません。

仮に転職する際に、あると優位に立てるかな、くらいです。こちらも実務経験は積んでいないため、素養がありますよ、というアピール程度になると思います。でも、フェイストゥフェイスのコミュニケーションにも価値があると思うので、全くの無価値ということにはならないと思いますけどね。

2018年度末までに800点を目指します。

 

ビジネスマン三種の神器の獲得を目指す

もう少し語ると、一昔前に、ビジネスマン三種の神器は、会計、IT、英語であるという説がありました。

会計だけ、ITだけ、英語だけ、ではなく、それぞれの能力を持つことでの相乗効果が期待できるものだと考えています。

中小企業診断士応用情報技術者TOEICの3つの目標を2018年度中に達成することで、三種の神器へと繋がる足掛かりを得ることができると思います。

足りないのは実務経験。どう補っていくのかは課題ですが、今できる勉強を愚直に続けていくことを、自分へのミッションとして課すことで、将来、必ず何かの役に立つ。自分の肥やしになる。そう信じています。

 

その後の目標は?

この3つの目標を達成しつつ、手が空いてきたら、公認会計士の勉強も始めていきます

目指すのは誰にとっても自由なのです。

ただ、合格できるか分からない。だから、今のうちに、取れるだけの資格を取っておこう、という発想に至った面もあります。

IT化で会計士もいなくなるという説もありますが、複数のスキルを持っていれば、何とか生き残れるのではないかと考えています。

逆に、公務員という仕事の方が消えて無くなりそうなので、リスクヘッジにもなるでしょう。

 

そういうところで、しばらくはお勉強に専念します。

職場で公認会計士になりたいと語ると、夢見がちな変人扱いされて現実見ろよ、と言われると思うので、ひっそり勉強します。

なお、中小企業診断士は、実務補習を受けないといけないので、試験に合格したら、職場にはオープンにせざるを得ないと考えています。

そんなところです。皆さんも自己啓発に励んでみてはいかがでしょうか?

中小企業診断士 ③運営管理の書込完了

こんにちは、粒見柄人と申します。いつも閲覧いただき、ありがとうございます。

さて、今回は、中小企業診断士の一次試験全7科目のうちのみっつめ、運営管理の過去問5年分への解説の書込みが完了しました(10月上旬当時)ので、レビューをしておきます。
使用した教材は中小企業診断士 最短合格のための第1次試験過去問題集(3) 運営管理』(TAC出版)です。

 

所要時間

勉強計画では、1時間で10問、4時間で1年分、20時間で5年分と試算しました。
結果としては、19時間ほどで解説の書込みが完了しており、ほぼ見込み通りでした。
他の科目は早めに終わったのに対して、運営管理に時間を多く要したのは、問題数が多いからです。組織経営論は30問ほど、財務・会計は20問ほどですが、運営管理は40問ほどありました。

逆に言えば、40問ほどでも見込み通りの時間で終わるため、これ以降の科目も少し早めに終わる可能性は高いですね。

 

運営管理について

運営管理の第一次試験で求められるのは、工程管理や物流などの基礎的な用語知識だと感じました。
一般常識があれば回答できる問題もある程度は存在しますが、やはり基礎的な用語知識が抜け落ちていると、そもそも問題文も選択肢も意味が読み取れません。逆に用語知識さえ抑えておけば、一定程度の点数は稼げると思います。
多品種少量生産などの生産方式、在庫管理、工程管理分析や、サプライチェーンマネジメント、物流センター、販売促進策あたりは頻出な印象ですね。
それ以外は、在庫管理や顧客分析も要チェックでしょうか。
それ以外も、頻度は低いですが全て復習しますので、当然インプットしていきます。


今後の展開

机上の学習としては、運営管理の次に、経営情報システムに取り掛かりますので、同様に過去問題集5年分に解説を書き込みます。
あとは、通勤時間で、解説をオレンジフリクションペンで書き込みまくった運営管理を、赤シートを通しながら見続けます。問題形式で知識をインプットすることが、得点力を上げる最良の方法です。
なお、現在、既に解説書込みを完了した企業経営理論、財務・会計については、高速復習は2週目を終えました。

こんなところでしょうか。
計画では11月初旬に運営管理を終えることになっていたので、大幅に進捗状況は良いです。
逆に進捗が良すぎるため、少し別の勉強にも時間を割こうかな、と考えています。

たこのことは記事にしていきます。

水道経理に配属された! ③伺の審査

第一回はこちら
水道経理に配属された! 序【新規採用】 - 地方公務員が中小企業診断士資格取得を目指してみる
前回はこちら

水道経理に配属された! ②伺について - 地方公務員が中小企業診断士資格取得を目指してみる

(本記事はフィクションです。公営企業会計経理部門では、どんな仕事をしているかを、実体験をもとに記事にしていきます)


【あらすじ】
水道部経理課に配属された粒見は、経理係の主任から、予算執行関係の書類の概要について説明を受けており、伺とは何かの説明まで終えたところである

 

主任は続けた。

「さて、伺の説明まで終えたね。これから伺の内容を確認するよ。そもそも、なぜ伺が経理課に回ってくるかは分かるかな?」

粒見は、予算管理のためでは?と答えた。主任は言った。

「うんうん、その通り。予算執行伺ってことは、予算をこれだけ使いますよ、ってことだ。そして、予算執行管理するのは経理課の役割だね。つまり、企業会計として、この施行伺兼予算執行伺が、予算に従って執行されているか、予算の範囲内で効率的な執行になっているか、そういったところを確認する必要がある」

粒見は、それはどうやって確認するのか?と尋ねた。主任は答えた。

「良い質問だね。基本的には、経理課内にある書類で確認して、それでも不明瞭な点や確認すべき点があれば、その伺の起案者に話を聞くんだ。どんな書類を確認すべきかを順番に説明するね。

まず、今年度の予算要求書と予算査定書だ。原課がどんな事業をどれだけの金額でやりたいかが記載されているのが予算要求書。そして、それをもとに事業量や予算額を定めた書類が予算査定書。これらで、伺の内容や金額を確認するよ。

次に確認するのが、昨年度の予算管理台帳だ。昨年度の伺の内容が記載されているよ。大きく変わっている点がないかを確認するんだ。変わっている点は、予算要求書や予算査定書で分かることもある。粒見くんには、今年度の予算管理台帳を作成してもらうことになるから、そのときは昨年度のものを確認しながら作ってみてね。

最後に、このチェックリストを確認してね。予算の範囲内か、過去の実績と大きな乖離がないか、予算科目が適正か、専決権限の範囲が適正か、契約方式が適正か、とか、事務的な側面からもチェックするんだ」

粒見は、それだけ確認しても分からない点があったら、どうすれば良いか?と尋ねた。主任はこう答えた。

「ひとまず、経理係の先輩に聞いてみて。調べ方を教えてあげたり、知っていることを教えてあげるから。それでも分からなければ、伺を起案した課の担当者に聞きに行ってね」

粒見は、書類が回ってくるのも良いが、それなりにするべきこともあって手間が掛かるな、と思った。

 

続くけど、勉学を優先するために執筆を凍結します…

中小企業診断士 ②財務・会計の書込完了

こんにちは、粒見柄人と申します。いつも閲覧いただき、ありがとうございます。

 

さて、今回は、中小企業診断士の一次試験全7科目のうちのふたつめ、財務・会計の過去問5年分への解説の書込みが完了しましたので、レビューをしておきます。
使用した教材は中小企業診断士 最短合格のための第1次試験過去問題集(2) 財務・会計』(TAC出版)です。

 

所要時間

勉強計画では、1時間で10問、4時間で1年分、20時間で5年分と試算しました。

結果としては、12時間40分ほどで解説の書込みが完了しており、見込みよりはずいぶん早く終わってしまいました。
これは、記述や文章の正誤を問う問題であれば、それぞれの選択肢に解説を書き込めるのですが、単なる計算問題であれば、計算過程を書いて終わりとなるため、解説書込み時間が短くなったことが要因です。

 

財務・会計について

財務・会計の第一次試験で求められるのは、広範な会計知識と計算方法だと感じました。
会計処理方法を問われれば、前提となる会計知識がないと選択不能ですし、原価計算や現在価値などは計算方法を知らないと解答不能です。
計算方法については覚えるしかありませんが、公営企業会計に携わっていた経験上、会計知識について基本的なところは抑えられているため、少しだけ補強すれば足りそうです。
それ以外も全て復習しますので、当然インプットしていきます。

 

今後の展開

机上の学習としては、財務・会計の次に、運営管理に取り掛かりますので、同様に過去問題集5年分に解説を書き込みます。
あとは、通勤時間で、解説をオレンジフリクションペンで書き込みまくった財務・会計を、赤シートを通しながら見続けます。問題形式で知識をインプットすることが、得点力を上げる最良の方法です。
ただ、過去問5年分では演習不足かなぁ、っていう気もしています。そこで、二次試験の事例IVについては、早めに腰を入れて、財務・会計の演習代わりに使っても良いかもしれません。
なお、現在、既に解説書込みを完了した企業経営理論については、高速復習は2週目を終えようとしているところです。

 

こんなところでしょうか。
計画では9月過ぎに財務・会計を終えることになっていたので、大幅に進捗状況は良いです。
ただし、勉強時間を10時間/週と設定していましたが、現実的にはそれより1〜2時間ほど不足する状況が続いております。ブログの更新を抑えるなど、少しだけ生活習慣を見直す必要があると思います。

まずイシューからはじめて、次に解の質を上げる【書評】

こんにちは、つぶからと申します。閲覧いただき、ありがとうございます。

 

今回は、書評ですけど、筆があまり進まないなぁ、という気がしてます。普段は、読んだ内容を自分なりに頭の中で消化して、単純化しつつエッセンスを取りこぼさないように書き下ろしているのですけど、うまく消化できていません。ぐごご。

 

まぁ、始めます。

労働者であっても、フリーランスや経営者であっても、一日は等しく24時間しか与えられていませんよね。そうすると、限られた時間を有効に使って仕事を効率的に進めたいと思いますよね?

では、効率的に仕事を進められる、つまり生産性の高い人は、どのようなプロセスを経ているのか?という点について『イシューからはじめよ』安宅和人さま著)では明らかにされています。

 

そもそもイシューとは?

私たちは、何らかの問題を解決するために仕事をしていると思います。そして、仕事の結果、バリューをもたらすことがビジネスマンには求められています。

そして、どうすればバリューを高められるのか?というと、イシュー度が高いこと、解の質が高いことが条件になります。イシューについては、そもそもの問題として取り上げたものの質が低い場合、解決したとしても、当然バリューは低くなってしまいますよね。

つまり、イシューとは、答えを出す必要性の高さのことを指すのです。

 

なぜイシューから始めるのか?

それでは、なぜ筆者はまずイシューからはじめるべきと説いているのでしょうか?

皆さん、解の質を上げることは日常的に行なっていますよね。しかし、そもそも、イシュー度の低い問題に対して、解の質を上げたとしても、バリューとしては低い結果をもたらします。それは、生産性の低い仕事です。

そうではなく、はじめからイシュー度の高い問題に対して解の質を高めることで、バリューのある結果を出すのです。これが圧倒的に生産性の高い人が行なっている仕事のプロセスなのです。

 

イシューの見極め方は?

それでは、一体イシュー度の高い問題とはどのようなものなのでしょうか?

まずは、取り上げるイシューに仮説を立てて、その解を考えてみて、これを具体的に言葉に落とし込むことで、一定程度の判断ができます。

やってみないと分からないと言って仮説を立てずに進めたり、カセット立てたとしてまぼんやりとしたものでは、イシュー度の高さを見極めることはできません。

 

本質としては、こんなところです。

あと、本書には、その後の解の質の高め方などが記載されています。

個人的には、イシューから始めるんだ、という視点が重要なのだと思っています。そこから先は、問題の質や組織の風土、そして個人の資質によって、取るべき選択肢は変わってくるのかなぁって思っています。

具体的な手法について興味のある方は、ぜひご一読ください。

水道経理に配属された! ②伺について

第一回はこちら

水道経理に配属された! 序【新規採用】 - 地方公務員が中小企業診断士資格取得を目指してみる

前回はこちら

水道経理に配属された! ①予算執行関係書類の概要 - 地方公務員が中小企業診断士資格取得を目指してみる

(本記事はフィクションです。公営企業会計経理部門では、どんな仕事をしているかを、実体験をもとに記事にしていきます)

 【あらすじ】

水道部経理課に配属された粒見は、経理係の主任から、予算執行関係の書類の概要について説明を受けたところである。

 

主任は続けた。

「じゃあ、次に、契約係に関係する書類について説明するね。まず、ひとつめ。封筒が添付されている書類が予算執行伺兼施行伺

これは、予算をこういうことに使いたいんですけど良いですか?と許可を求める書類になるよ。

本来、全ての業務は企業管理者、うちでいうと水道部長だね。水道部長が行うべきなんだけど、繁忙かつ煩雑になるから、事実上不可能だよね。

そこで、我々職員が企業管理者を補助して事務や事業を進めるために、やっても良いですか?と伺うわけ。それを文書化したものが伺、今回だと予算執行伺兼施行伺だね。この書類に、企業管理者がハンコをつく、言い換えると決裁することで、企業管理者として意思決定したということになって、伺った内容について、職員が予算を執行して、事業を進めることができる。

もちろん、作成者と企業管理者だけが見ていると、チェック機能が働かないから、作成者の所属長や、関係部署も書類を確認後、承認したという意味合いでハンコをつくよ。

一般企業だと、稟議って言葉を使うね。

とりあえず、ここまでは分かったかな?」

粒見は、つまり、企業管理者である水道部長が決裁することで、伺った内容を理解進められるということですね、と返答した。

「うんうん、その通り。飲み込みが早いね。

もうひとつ付け加えると、全ての書類を企業管理者が見るのも事実上不可能なので、金額の大小や事務の種類によって、決裁権限を下位の役職者に委譲しているよ。この権限のことを専決権限と言うよ。予算執行で言うと、金額が大きいものは水道部長が決裁して、金額が小さいものは経理課長が専決する、ってことになるね」

粒見は、金額の大小などによって、専決権限が課長にある場合がある、と理解した。

「まぁ、伺の話はこれくらいにしておこう。次はこの書類をどうしていくか、説明するね」

粒見は、まだまだ先は長いなぁ、と思いながらも、知るべきことは多いんだなぁ、と改めて思い知らされた。

 

③に続く

水道経理に配属された! ③伺の審査 - 地方公務員が中小企業診断士資格取得を目指してみる

武器としての決断思考【書評】

こんにちは、粒見柄人、略してつぶからと申します。閲覧いただき、ありがとうございます。

 

人生は決断の連続で、その都度悩んでしまいますよね。特にビジネスシーンでは、どちらの案で進めていくか、など決断を迫られることも多々あると思います。また、決断後、果たしてこれで良かったのか?と悩むこともありますよね。

そんなときに、どのように決断すれば良いのか、について示してくれる本が『武器としての決断思考』(瀧本 哲史さま著)です。

「教養としての武器をくばりたい」をキャッチコピーにしている星海社新書の軍事顧問を務める瀧本氏の著書を読むのは二冊目です。京都大学生に向けた講義を書籍に再編集したもので、社会人にとっても非常に役立つ考え方が掲載されています。

では、内容紹介に入ります。

 

決断に至るには議論が必要

そもそも何かを決める際には、議論をすることで、賛成意見や反対意見を比較しつつ、より良い結果となるように意思決定を図りますよね。

この議論を、自分の頭の中でやってしまえば良いのです。

直感が大事な時もあるかもしれませんが、しっかり検討して、しっかり決断するためには、賛成の立場と、反対の立場、この両面から物事を見ていく必要があります

そのためには、ディベートをしっかりできるようにならないといけないため、ディベートの手法について、著者は解説をしています。

 

メリットとデメリットを考える

さて、頭の中でディベートをして決断しよう、というところまで来ました。

なお、ディベートの対象とするためには、物事を二者択一まで落とし込まないといけません。〇〇するor〇〇しないの二択にしておくと、ディベート思考の枠組みに入れやすいです。

では、賛成と反対の両面から見るために何が必要かということですが、議論の対象のメリットとデメリットについて考えることです。

先ほどの二者択一まで落とし込んだ後であれば、賛成の立場からはメリットがデメリットを上回ることを主張し、反対の立場からは逆にデメリットがメリットを上回ることを主張します。

さらに、これらのメリットとデメリットに対して、反論を加えることで、果たしてメリットとデメリットが果たして論理的なものなのか?を確認します。

これらのことを、自分の頭の中で行います。頭の中で行うとは言いますが、思考のプロセスが明確になりますので、即決断を迫られる場合でなければ、紙に書き出して行いましょう

 

客観的な判断の後、主観で決断

先ほど、メリットとデメリットを書き出して、これに反論を加えるところまで説明しました。

これらのメリットとデメリット、そしてその反論を材料にして、最後に、審判がジャッジを下すのがディベートです。

しかし、自分ひとりの頭の中には、第三者がいません。

そのため、決断に至る前までのプロセスは客観的なものですが、最後の決断は、主観的なものとなります。

しかし、決断思考の目的は、何となく決めるのではなく、賛成と反対の立場の両面から、メリットとデメリットを比較して、そのうえで決断することであるため、最後は主観的な決断で問題ないのです。

直感で決めると思考のプロセスが不明瞭であるため判断がコロコロ変わったりしますし、情報が賛成側だけや反対側だけに偏っていたりすると、そもそも正しい決断ができません。

こうした点からも、ディベート思考にもとづく決断は優れていると言えます。

 

以上です。

本書の内容は、大学生向けの講義だけあって、分かりやすく、具体例も多く、もっと色々なお話が記載されております。興味のある方は是非お読みください。

 

私も普段、何となくこうじゃないかなぁ、って考えることがあります。

そうではなく、物事を具体化しつつ、お互いのメリットやデメリットを比較したうえで決断ができるよう、日々意識して仕事にあたっていこうと思います。